リバウンド予防にはリバウンドを知る
ダイエットをしたことがある多くの人が、頑張ってダイエットに取り組んだ結果、成果を得られたが、ほどなくして元に戻ってしまったことがあるようです。
皆さんも一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
頑張ってダイエットしたのに戻ってしまってはせっかくの苦労が水の泡になりますね。リバウンドしないようにリバウンドの仕組みと予防を知り対策しませんか?
リバウンドの仕組みと予防について
リバウンドとよく耳にしますがリバウンドとは、ダイエットをして一時的に減った体重が、再び増えてしまう状態をいいます。
リバウンドの仕組み
食事制限をダイエットのために行うと、体は今までより栄養が不足状態だと認識します。人間の体にはホメオスタシスという作用があり、体の状態を一定に保とうとするものです。環境や、栄養補給量に左右されずに体の状態を等しく維持するためには、ホメオスタシスという機能が働きます。
どういうことかというと、例えば、摂取カロリーを減らすと、ホメオスタシスが働き、体の状態を一定に保とうとし、身体は省エネ状態になり代謝をさげます。代謝を下げれば、体が必要としているカロリーの量は減らせますので、体の状態を一定に保てるといわけです。
1カ月ほどそのままの食事量を維持し、かつ健康状態をキープできれば、ホメオスタシスの働く期間は終わります。しかし、ホメオスタシスが働いている期間にダイエットを中断してしまうとリバウンドを引き起こします。なぜなら、ホメオスタシスは、ダイエットを中断した段階でも、変わらず影響を及ぼしているからです。
食事制限をしている状態に合わせようとホメオスタシスが作用している時に、ダイエット以前のカロリーを摂取すれば、カロリーが消費されずに残ることになります。リバウンドが発生するのは、こういった仕組みによるものです。
予防と対策
ダイエット時に食事をコントロールすることは大事です。今までの食生活が今の身体を作っている原因の一つです。しかし、リバウンドしないためには、ダイエット後のことも考えて一生できると思える食生活にすることが大切です。
また、リバウンドしないようにダイエットをしたい場合は、食事量を減らすだけでなく、運動をしながらのダイエットをしましょう。運動不足を解消しないでダイエットを続けていると、全身の筋肉が衰えて、代謝の低い体になってしまいます。上記でも述べたように食事の制限をすることで脳が生存維持の為に代謝を下げてしまうので、いかに代謝を下げないようにするかが大切です。その為には筋肉を衰えさせないことがとても大切です。
また、ダイエットには停滞期がつきものです。停滞期とは、ダイエット直後はどんどん体重が減っていても、停滞期に入ると急に体重が減りづらくなって、ダイエットがうまく進まなくなる時期のことをいいます。この時期を乗り越えらずリバウンドしてしまうという方も多いです。
体重が減りづらいから停滞期というわけではありません。急に体重が変動すると体によくないため、ホメオスタシスが体重の減りを食い止めようとします。ダイエットのためにとやっているカロリー制限であっても、体としては何か危機的状況が起きたのではないかと判断します。そして、体の状態を一定に保つために、体内の代謝を下げ体重が減らないようにします。さらにエネルギーをなるべく、消費させないようにします。
リバウンドをしないためには、停滞期、ダイエット後のことを考え取り組むことが重要です。
まとめ
ホメオスタシスと上手につき合っていくことが、ダイエットを成功させるためのカギでもあり、リバウンドをしないためのカギです。
ホメオスタシスに左右されずにダイエットするには、食事は減らし過ぎず、運動も無理なく続けられる程度に留めて、1カ月に体重の5%くらいずつやせるように、ペースを調整しながらダイエットしていくことです。しかしこれでは長期間かかってしまいますね。長期間かかってもいい。という方はこのペースをおすすめします。
短期でどうしても痩せたい。という方はやはり専門家についてもらった方が良いかと思います。ただし、しっかりとしたアフターケアがあるところを強くお勧めします。
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